何があっても自分が決めた道だから
日本一周3日目の夜。
その時僕は3月の冬空の中、旅に出て1人、
宿に泊まるお金もなく、
3日間寒くて寝むれずにいました。
寒さに凍えながら名古屋付近を彷徨い、
なんとか眠れそうな公園にたどり着きました
ーその時の記事ー
−ヒッチハイク日本一周−不安がワクワクに変わった瞬間、今だから分かること - 旅人ハルキ
そこで何やら自転車でアクロバットな技を
練習している男性がいました。
今日も寝る場所がなく寂しかったので話しかけてみると、競技名は忘れましたが、自転車パフォーマンスの日本チャンピョンの方でした!
話しているうちに、
僕は今どんなに辛い状況にあるのかと、
愚痴をこぼし始めました。
「家を出てから3日間寒くて寝れず、
お金も無いから満足にご飯も食べていない、、。」
そんな悩める少年に対して、
彼は自分の事を話し始めました。
「俺は就職を蹴って自転車パフォーマンスの道を極めたいって言った時、親にはすごく反対されたし、友達には馬鹿にされた。」
「そんなのやって何になるんだよ」
「そんなんで食っていける訳ないだろ」
「好きなことやって生きていけるのなんてほんの一握りだ。」
「チャンピョンなんてなれるわけが無い。」
「でも俺は今自転車パフォーマンスをやっている。もちろん辛いことだって多いけど、
まぁ、
何があっても自分が決めた道だから!」
そう言って彼はまた自転車に乗りだした。
「そうか、
何があっても自分で決めた道なのか。」
僕はこの一言で、
自分で日本一周をすると決めたのに、
いつの間にか何かのせいにしようとしている自分に気が付きました。
これはなにか特別なことに限る話ではないと思います。
僕は、口を開けば会社の文句、不満不平愚痴をこぼす大人を沢山見てきました。
ですが具体的に解決策を話すことや
行動を変えることはせず、ただ言うだけ。
でもその会社も環境も、
自分で選んだはず。
旅に出るのだって僕は自分で選んだ。
それでも僕はいつの間にか周りや
環境のせいにしようとしていました。
自分の決定に、自分で責任を持つ。
どんなに辛いことがあっても、
何があっても、
自分が決めた道だから!
そうやって胸張って言える大人でありたい。
そう思わせてくれる彼の一言でした。
最後にミーハーではありますが、
高橋歩さんの言葉でガツンときた一言を。
「自分の仕事を嫌がっているような
クソったれにだけはなりたくない。」
「旅の気づき」まだまだ配信続きます。
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