旅人ハルキ

嶋津晴暉。高校卒業式の次の日からヒッチハイクで日本一周へ出発。2年間の放浪旅。世界中を旅する旅人に憧れた少年の旅日記です。

本当に危ない時は逃げていい、死んだら終わりなんだ。

前回の記事【21歳の誕生日を迎えにキリマンジャロへ-がむしゃらに突っ込んで学んでいく。】の続き。

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 俺の場合、登山における目標は山頂に立つこと、その目標に向かって進んでいる。やるからには絶対に達成したい。どんなに辛くても、予想外の事が起きても必ず達成する気持ちで登っている。でも、本当に危ない時、身を守る為には下山する必要がある。こうゆう時に下山出来ない人がいる。この目標において、想いが強ければ強いほど、背負うものが重ければ重いほど、失敗はどうしても避けたくなる。もし失敗した時の責任を考えると、どうしても降りられない。


俺は今回、30人以上の人に20万円ものお金を出してもらってここにいる。皆の想いがある。皆の力で、一人の俺がキリマンジャロに来ることが出来た。達成する責任がある。ゴールは目の前、達成しない訳にはかない。
だから降りられない。俺はこんな状況で大切なのは
《逃げる勇気》だと思いました。言い訳にしか聞こえないかも知れませんが、本当にそう思った。
失敗した時の責任が恐いとか、皆になんて言われるかとか。恥ずかしくて、自分が情けなくなる。あんなにでかい事言ってたのに、失敗したら皆に会わす顔が無い。

命か山かの選択を迫られた時、「いっそ、このまま進んで死んだほうがましか。」とまで考えてしまっていた。そんな状況の中でふと、頭に浮かんだ質問がある。
『ハルキ、お前はここで、このまま死にたいのか?』そんな質問が頭に浮かんだ。


いや、、、俺は、、、!
「まだ死にたくない!俺はまだまだやりたい事が沢山ある!行きたい場所が沢山ある!キリマンジャロで命を落とすわけにはいかない!」
皆の想いとか責任とかどうでもいい!!(どうでもよくはないですが笑)俺はまだやりたい事がある!!キリマンジャロなんていつでも帰ってこれる!笑うなら笑え!そう思えた。

死の間際に行った時、最後に大事なのは『自分の気持ち』だと思った。他人にどうこう言われるとか、他人目線ではなく、自分がどうしたいのか。
キリマンジャロで命を落とす人と落とさない人がいる。想いが強ければ強いほど進み続けてしまう。降りる勇気なんてない。
《逃げる勇気》下山する時、悔しくて悔しくて涙が止まらない。だが、物語はまだ続く。死んだらそれが終わっちゃうんだ。
山は簡単に命を奪う。山だけの話ではなく、人は誰でもいつも死と隣り合わせだど思っている。みんな自分の山に登ってる。本当に危ないときは逃げていい。死んだらもう終わっちゃうから。生きてさえいればまた前に進めるから。

当時の記事-嶋津 晴暉 - 大敗北しました。何も出来なかった。... | Facebook

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旅に出てから、いつ死んでも後悔をしないように。生きてきたつもりだ。何か未知の世界にチャレンジする時はいつも死を覚悟してしていた。
だが今回、「山で死ぬ」となった時、普通に恐かった。死にたくないって思った。まだまだやりたい事が沢山あった。
いつも死の覚悟なんて出来てるって思ってたのにそれは偽物だった。後悔しない人生を生きてきたつもりだったが全然だった。
もっとやりたい事をやろうと決めた。好きなことに全力で生きようって決めた。遅かれ早かれ訪れる死。次はもっと素直に受け入れる。その時までをもっと生きよう。
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富士山・いつも過酷なチャレンジをする時は、足が折れようが指が無くなろうが達成してやるって思ってやってきた。でもそれじゃダメだ。ちゃんと五体満足で帰ってくるのが条件。何となくそう思った。

f:id:journeyharuki:20171019155305j:image帰国後、東京日野市の古民家[ひらやまチベット]にてキリマンジャロ報告会をさせて頂きました!ありがとうございました😊f:id:journeyharuki:20171019225428j:imagef:id:journeyharuki:20171019230222j:image