旅人ハルキ

I've been traveling since the day after my high school graduation ceremony.

自由と自分勝手は似ていて全然違う


僕は自由になりたかった。
何にも縛られたくなかった。
自分で物事を決め、
自分の判断で選んでいく。

旅とはそうゆうものだ。


僕は自由な人に憧れた。
自分の軸で生きている人。
特に僕は、
「親がやれっていうからこれをやる。」
「周りがこうだから俺もこうする」
という風潮を心の底から嫌っていた。


旅に出は僕は、全てが自由だった。
自分で行先やタイミング、ルート、
やること、全て自分で決める。
たとえその道を選んで辛いことがあっても、
全ては自己責任。
旅は腹が立つほど自由で自分次第だった。

僕が旅人に憧れて、ヒッチハイク
伊豆半島を南下していた17歳のころ。
熱海城付近で紙に書いた
ボードを掲げていると1台の車が止まった。
元気なお母さんが運転席から顔を出した。
「私今日寝坊したんだよ!急いでるんだよ!
早く乗って!」
となぜか怒られ気味にありがたく乗車。


「最近何かと物騒じゃない?だからヒッチハイカーとか恐ろしくて、、」
と、なぜ止まってくれたのかすごく謎だったが、そのお母さんはぽろっと僕に大切な事を教えてくれた。


会話の最中、まだ幼い娘さんの話になった。
すごくわがままなんだと。
そしてこう言った。
自由と自分勝手は似ていて全然違うんだよなあと。


その時はいまいち分からなかったが、
今僕は自分勝手にならないように気を付けている。

その判断基準としては、
「自分の好きなことをして、今目の前にいる人、
自分の大切な人が笑っているかどうか」
だ。


自分は最高!でも、目の前の人が傷ついていたらそれは自分勝手な行動だ。


そのお母さんはこうも言った。
「他人を傷つける訳じゃないなら、
好きなことを思いっきりやったらいいよ!」
「人は他人に迷惑をかけない中で、自由」
そして
「仲間と親には、迷惑かけてもいいよ。」と


僕はこれからも自由に生きていきたい。そして自分勝手にはならないように。