最終話〜東京から歩いて大阪へ。
‐前回の記事‐
第8話〜登頂と気づき
大阪に着いた証に県境にある標識と写真を撮ろうと話していたが、気が付いたら大阪の中心街だった。
パッとしないゴールだったので大阪駅を目指した。
そしてついに到着!!
めちゃめちゃ感動すると思っていたが、
割とあっさり「おつかれ~」で終わった。
大阪駅の前で国道1号線が2号線になった。
1号線は大阪駅で終わってる事を知った。
大阪城へ。イベントに参加。
大阪に着いたタイミングで友達がイベントをやっていたので参加することにした。
クレイジーな旅人が沢山集まっていた。
僕も東京から歩いてきたことを言うと、
なかなか会話になった。
もちろん僕より頭のネジが吹っ飛んでる人は沢山いたが。
「東京から歩いてきたんだって!?」
「君どんなエグい足してんの!?
どれ見せてみ!?」
、、、「なんや普通やないかい!!!!」
って乗り突っ込みはほぼ全員からくらったが、
とても楽しかった。笑
帰りはヒッチハイクをした。優しい人たちのお陰で1日で東京に戻ってくることが出来た。
17日かけて歩いた景色が数時間で過ぎていく。
色んな瞬間がフラッシュバックした。
優しくしてくださり有難うございました。
お陰様で無事に旅を終えることが出来ました。
またどこかで繋がれたら面白いですね!
こうして計20日間の旅は終わったのでした。
一生の思い出が出来ました。
当時の日記ー
(日本は小さい!こんな狭い世界で生きるなんて嫌だ!早く海外に飛び出したい!と思っていたけど、日本のデカさを実感した。それと同時に世界はなんて広いんだ!ってワクワクした!)
こんなことを感じていたんですね。
以前マレーシアで出会った自転車で世界一周していた人はこんなことを言っていました。
「地球ってちっちゃいよなー。だって自転車で一周出来ちゃうんだもん。」
僕とは真逆な見解ですね笑。
僕も地球規模で物事を捉えられる人間になりたいと思います。
この旅のタイミングで熊本で地震が起こりました。僕は、「なんでこんなことに体力を使っているんだ!どうせ疲れるなら人の為に疲れよう!」
と思い、東京に着いたすぐに今度は熊本に向けてヒッチハイクで出発しました。
お互いの歩幅がある。
誰かと共に行動するならば、完全に自分のタイミングでは動けないのは当たり前。
トイレ行きたいタイミングも違うし休憩したいタイミングも違う。
自分は歩きたい。
でも相手は足が痛くて休みたいと言っている。
それなら公園でゆっくりしようとか。
辛いけどもう少し頑張って進もうとか。
1人のように自由に行かず、お互いがある程度妥協しなきゃいけない場面がある。
"自由"という言葉を皮切りに、自分の好きなことをやって生きよう!という考えをよく聞くが、
好きなことだけをやっていくのとはまた別の話。
誰かと共に生きるなら、
必ず助け合う必要があるから。
合わせるべき場面がある。
たとえそれが自分にとっては都合がよくないこと、嫌な事でも。
高校生の時、
初めてヒッチハイクで乗せてくれた人が言ってた。
「自由と自分勝手は似ていて全然違う」と。
たとえそれが自分にとっては都合がよくないことや、嫌なことでも、誰かと生きているなら合わせるべき場面がある。無論、僕は1人で生きてる人間などいないと思うのだが。
自由と自分勝手は似ていて全然違う。
そんなことを再確認できた旅でした。
全てに感謝。
読んでくださり有難うございました。