旅人ハルキ

高校2年生の時に見た1本の映画をキッカケに家を飛び出し、ヒッチハイクで日本を一周。そのまま海外にも飛び出し自由気ままな放浪旅へ。

東京から大阪まで500㎞の歩き旅

第1話~始まり~

あれはたしかまだ肌寒い5月ぐらいのことだったと思う。日中は暖かいが夜は寒くて眠れない日があったのを覚えている。これは題名の通り、東京を出発して、大阪まで約500の道のりを歩いた時の話である。ただのへなちょこな冒険記だが、当時10代の僕にとっては自分の殻を何枚も破った大きな旅だった。

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16歳の時、たまたま見た旅の映画に触発されて、初めての歩き旅に出た。その時は地元あきる野から江の島まで70の道のりだった。これがまた最高に楽しかった。当時の僕は"人ってこんなに歩けるんだ!"って思うぐらい感動していた。今じゃ歩いて日本一周どころか、人力車まで引いて世界一周している友達さえいる。

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この旅から繋がって、17歳の真冬に千葉県鋸山まで、100を歩いて登山をした。シンプルに自分の限界が知りたかった。ちなみにこの千葉の歩き旅を一緒に行った友達は帰宅後、病院で2週間のドクターストップを告げられた。「膝に爆弾を抱えちまった。」なんて笑っていた。

こんな旅を繰り返して、(俺の足はまだ歩けるようだ。)と思い、今回の大阪までの歩き旅を思いついた。もともと大阪には行く予定があんたんだが、普通に行っても面白くないので、なんなら歩こう!と思ったのがこの旅の始まりだ。

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一人で歩くのは退屈だから誰かいないかと探していた。そこで地元の仲間が集まった時にこの旅の話をしてみた。「俺、参勤交代してくる。」

「あほだな~、何言ってんだよ。てか参勤交代って逆じゃね?」と、ほとんどの仲間が馬鹿にしてくる中、1人だけ「面白そう!」と言ってくれた。「よし。いきましょう!」

ということで大阪まで歩いての2人旅が始まることになった。

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まあ当たり前のことだけど、旅の計画なんて一切ない。

道も知らず、いつ着くのか、いつ帰れるのか、というか無事にたどり着けるのか。もちろん寝るところも無い。何もかも分からない。

ただ、ワクワクしていた。そしておバカ2人は大阪まで歩いて向かうことになった。