旅人ハルキ

I've been traveling since the day after my high school graduation ceremony.

自分ではない何かの力

‐前回の記事‐ journeyharuki.hateblo.jp 第7話〜運命の再会〜 出発の朝。 今日が最終日になるだろう。 琵琶湖を出発した僕たちは今日中に大阪に着くことを確信していた。今までの経験でその距離は一日で歩けることを知っていたからである。 「お世話になり…

出逢いは天からの贈り物。

―前回の記事― journeyharuki.hateblo.jp 第6話~忘れられないプレゼント~ 滋賀県といえば、琵琶湖がすぐに思いつくだろう。 国道1号線沿いを歩いていればいずれ通る。 そしたら今日は琵琶湖の前でテントを張って 野宿をしよう!と計画していた。 今日はそん…

400㎞突破!ゴールが見えてきた。

‐前回の記事‐ journeyharuki.hateblo.jp 第6話~逞しさ~ 旅の終わりが見え始めたからか、 足取りも軽く朝から快調な歩き出しだ。 昔の旅人たちに思いを馳せながら、 順調に東海道を歩いていく。 昔の旅人はこんな格好をしていたんだなぁ。 3日目から痛み出し…

愛知県に突入。歩行距離300㎞を突破!

‐前回の記事‐ journeyharuki.hateblo.jp 第5話~癒しと苦痛~ 東海道に入ってから昔の雰囲気が残るいい街並みが増えてきた。 こうゆう町並みは歩いてるだけで楽しい。 自然と会話も弾む。 昨日柔らかい砂浜で寝たからか、気持ち的にも身体的にも回復した。 朝…

100㎞突破!東京から歩いて大阪を目指せ。

‐前回の記事‐ journeyharuki.hateblo.jp 第4話~素敵な出会い~ 山あり谷あり、ひたすら歩き続け、話しかけられては「大阪まで歩いてるんです」と自慢げに話し、聞いてきた方々が「えぇ!??」とひっくり返っていた。笑 さすがに足も疲れてきて、座って休憩…

道のりの長さを実感−忍耐力

‐前回の記事‐ journeyharuki.hateblo.jp 第3話~忍耐力~ 今日もひたすら大阪に向けて大通りを歩いていた。 すると目印の看板が出てきた。 お! えっと静岡まで、、135㎞?? 「そんな距離歩けるか!ボケ!」 なんて言いながらも、とにかく歩いていた。 一日中…

大阪に向けて出発−長い旅の始まり

‐前回の記事‐ journeyharuki.hateblo.jp 第2話 ~出発~ 出発の朝。近所のスーパーに集合して、コーヒーで一息。思いつく荷物、テントを担いだら、二人ともバックはなかなかの重さになった。とりあえず南に向かって海に出て、そこからはひたすら西だな!とざ…

命をかけるということ

僕は基本的にすぐ命がけになってしまう。趣味で始めたことで命がけじゃないとすれば釣りぐらいなものだ。スキューバダイビングもスカイダイビングも登山も。一定のレベルを越えてくると常に死と隣り合わせになってしまう。なんでも極めるということはそうゆ…

最近の事-2019,1,14

-最近のこと- キリマンジャロから帰ってきて、地元のキャンプ場ゲストハウスにお世話になってます。それまでは高校を出てからというもの、3か月以上は同じ場所に滞在したことがないような毎日を送ってきました。 16歳の時に初めてヒッチハイクで旅をして、伊…

東京から大阪まで500㎞の歩き旅

第1話~始まり~ あれはたしかまだ肌寒い5月ぐらいのことだったと思う。日中は暖かいが夜は寒くて眠れない日があったのを覚えている。これは題名の通り、東京を出発して、大阪まで約500㎞の道のりを歩いた時の話である。ただのへなちょこな冒険記だが、当時1…

理想の生活-夢は続く

(前回の記事) journeyharuki.hateblo.jp この島は鹿が多いみたいだ。夜の暗闇の中、無数の足音に囲まれて目が覚めた。驚いて起き上がると鹿の群れが慌てて逃げて行った。食料の匂いに釣られて来たのか。毎日長い夜だった。 無人島生活最終日。特に変わりなく…

アクシデントは続くー無人島生活

-前回の記事- journeyharuki.hateblo.jp 手を怪我してからというもの、何をするにも気になって仕方がない。傷口が開いているのは菌が簡単に入って腫れてしまうから怖い。だが夢にまで見た無人島生活、憧れのマサルさんのように海に潜って食材を捕まえたい。…

‐夢に見た無人島生活を決行‐

‐前回の記事‐ journeyharuki.hateblo.jp 無人島生活決行の前夜、トッティーと一緒に装備の確認をした。自然豊かな土地で育った俺はアウトドアが大好きだった。友達とよく魚を捕まえては焚き火をして食べていた。 "子供の頃から夢に見ていた無人島生活" 俺は…

‐無人島生活に憧れて‐

19歳になって間もなくの夏、世界一周をした旅人の先輩と2人で無人島生活に出掛けた。あれは高校の文化祭からちょうど1年後の事だった。 同級生たちが母校の文化祭へ行こうと誘ってくれたのを、「今から無人島に渡るからごめんな。」と断ったのを覚えている。…

本当に危ない時は逃げていい、死んだら終わりなんだ。

前回の記事【21歳の誕生日を迎えにキリマンジャロへ-がむしゃらに突っ込んで学んでいく。】の続き。 journeyharuki.hateblo.jp 俺の場合、登山における目標は山頂に立つこと、その目標に向かって進んでいる。やるからには絶対に達成したい。どんなに辛くて…

『旅を続けて』

・最初は一人だった。周りに旅人なんていなかったし、そんな存在すら知らなかった。でも進み続けたら少しづつ繋がっていって、世界一周経験者や海外放浪者たちが集まってきた。気が付けば周りには俺よりも遥かにぶっ飛んだ旅人たちが沢山いた。少し前までこ…

『旅に出て』

・旅は、自由でした。どこに行くのかも、どの道を歩くのかも自分次第。360度全部"道"。だから何が起きても自分次第。頼るものも無い、責任も自分。どこまでも自由で、ムカつくほど自分次第でした。 ・普段あるはずのものが無い。 初めて日本一周に出たときは…

『旅に出た理由』自分の中にあった葛藤と決断

・小学生時代、迷子になりながら、不安の中に感じたワクワクしている自分がいることに気が付いた。 journeyharuki.hateblo.jp ・中学生時代、自転車があればどこでも行ける気がしてた。地元から線路を辿って東京タワーまで行ったり、川を下って海まで出たり…

-21歳の誕生日を迎えにキリマンジャロへ-がむしゃらに突っ込んで学んでいく。

21歳の誕生日が近づき、今年はどこの山で誕生日を迎えようかと考えていた。何となく、キナバル山(4095m)より高いところに行ってみたいと思っていた。そこで思いついたのがキリマンジャロ。 たぶん俺がそこまで山好きでもなかったから、高い山と言ったら有名…

-初めて登山をした日-地元から見える、あの山のテッペンに登りたい。

たしか高校2年生の時、毎日学校に行く前に見てるいつもと同じ景色に、突然思い立った、 「あの山のテッペンに登りたい、、。」 あの山のテッペンに行ってみたい、子供の頃からいつもあの山に沈む夕日を見てるけど、あの山から夕日を見たらどんな景色なんだ…

−ヒッチハイク日本一周−不安がワクワクに変わった瞬間、今だから分かること

「日本一周へ出るとか、怖くないの?不安じゃない?」とよく聞かれ、当時の俺は『全然!』と答えていました。 ですが今なら言えますが、正直、怖かったです。笑 3月の冬空の中、お金も寝るところもなく、鹿児島へ向けてヒッチハイクを始め、どこに何県がある…

-ヒッチハイク日本一周へ出発-高校卒業

高校卒業式の日。自分の心は完全に日本一周へ向けられていました。 実はこの時には既に、バックパックに荷物を詰め終わっていました。 両親が、「え?本当に行くの?」と心配する中、自分は《当たり前。》という感じでした。 卒業式の日、お世話になった先生…

高校3年−日本一周前の最終トレーニング−徒歩で100㎞突破!

18歳の2月、高校の卒業式も迫ってきたころ、また旅に出ました。 今回は千葉県、鋸山の地獄覗き!に行きたいと思いました!ただ行っても面白くないので、歩こうと決意。 そして地元の集まりで「千葉まで歩いて行ってくる!」と言うと、[俺も行くわ]と1人お…

−初めてヒッチハイクした日−出会いと成長の旅

当時17歳、高校3年生のGW休みを使って、地元の友達と2人、また旅に出ました。 目的地は伊豆半島の最南端、石廊崎まで、180kmの道のり、5日間の予定でした。今回は自分の中でチャレンジしたい事がありました。 それはヒッチハイクです。 なぜ突然思いついたの…

−旅に出て起きた心境の変化−チャレンジと成長。

高校2年生の時、【人生初の歩き旅】に出てから、日本一周を志しました。それから準備とは別に、色んな事にチャレンジしました。 スキューバダイビングをやったり、 スカイダイビングをやったり、 登山も始めました。 初めて旅に出てから、自分の中で、何かが…

−人生初の歩き旅−日本一周を志した日。

映画LIFEを見た後、衝撃のあまり、帰ってそのまま荷造りを始めました。 とにかく旅に出よう!その一心でした。 中学生の時は自転車で旅に出てたから、今はもう高校生だし、自転車は卒業だな、、。 よし、じゃー歩こう! となりました笑。そして目的地を決め…

−旅に出た第2のキッカケ−忘れていた冒険心を思い出させてくれたもの。

高校生になり、部活や勉強を真面目にやるうちにすっかり忘れていた冒険心。それを思い出させてくれたものがありました。 高校2年生の時、キッカケは一本の映画でした。 地元で普通に、退屈な毎日を過ごしている、どこにでもいる高校生でした。 そんな時、こ…

−冒険心が成長した時−自転車があれば、どこまでも行ける気がした。

中学生の時は全てがノリだった。 今でも覚えている、初めて冒険らしい事をした時。それは友達の「東京タワー行きたくない?」の一言から始まった。 でもお金はない、電車は無理だ。じゃーチャリで行くか!となった。ここから片道50㎞ほど、深いことは考えず…

−旅に出たキッカケ−不安の中に感じた初めてのワクワク感。

どーして旅に出たのかと聞かれることが多いが、旅に出たキッカケを振り返ると、小学生時代まで戻るかもしれない。 その頃仲の良かったクレイジーな友達TN君が、夕方から突然、デッカい公園に行こう!と言いました。 ここから6駅のところにある公園のこと。一…