旅人ハルキ

I've been traveling since the day after my high school graduation ceremony.

-ヒッチハイク日本一周へ出発-高校卒業

高校卒業式の日。自分の心は完全に日本一周へ向けられていました。

実はこの時には既に、バックパックに荷物を詰め終わっていました。

両親が、「え?本当に行くの?」と心配する中、自分は《当たり前。👍》という感じでした。

卒業式の日、お世話になった先生や友達に、『俺明日から日本一周に行ってくる!また会おうな!』と言いまくりました。

周りの人は皆んな半信半疑だったんでしょうね笑。『嘘でしょ?冗談でしょ?』そんな言葉をよく聞きました。

 

その時の自分は、わざと言いふらす事で自分が逃げられない状況を作っていました。いい意味で追い込んだのです。もう出発しない手はない。これでビビって行かなかったらちょーダサいじゃん。わざとそんな状況にして、弱い自分を奮い立たせました。これは絶大な効果がありました。覚悟を決められました。

そして卒業式の次の日から家を飛び出し、大したお金も持たず、どこに何県があるのかも知らず、3月の冬空の下、寝るところもなく、多くの大人に心配をかけながら、18歳少年のヒッチハイク日本一周の旅が始まりました。f:id:journeyharuki:20170802022419j:image

いろんな世界を見に行きたい!色んな人に出会いたい!いろんな話を聞きたい!いろんな景色が見たい!まさに成長の旅でした。

ーこの時を振り返ってー今思う事

共有するのはいつだって恐いです。自分のやりたい事、本当の気持ちを伝えると、どう思われるのか心配になります。

ですがそれより大切なのは、【自分がどうしたいか】自分が本当にやりたい事なら、周りにどう言われようがやってみる。それで失敗したとしても納得出来ます。

ですが最後まで周りの意見を気にしてやらなかったら、必ず後悔します。

【やった後悔は時間と共に小さくなるが、やらなかった後悔は時間と共に大きくなる。】

【やって見なければ、結局は失敗と同じ。】

自分が尊敬する人の大好きな言葉です。

自分もまだまだですが、いつでも自分の心に正直な選択をしていこうと思います。

高校3年−日本一周前の最終トレーニング−徒歩で100㎞突破!

18歳の2月、高校の卒業式も迫ってきたころ、また旅に出ました。

今回は千葉県、鋸山の地獄覗き!に行きたいと思いました!ただ行っても面白くないので、歩こうと決意。

 

そして地元の集まりで「千葉まで歩いて行ってくる!」と言うと、[俺も行くわ]と1人おかしな人が。

[最近怠けてるから、自分にムチを打ちたい]

『ドMだなこいつ、』まぁ俺も歩くからそんな事言えないけど笑。

〈どーなっても知らないぞ👍〉

そして2月の冬空の中、テントも寝袋も持たず、2人の旅が始まりました。

出発して最初の夜、想像を超える寒さに全く寝られなかった。寝たら死んでしまう、。本当にそんなふうに思うほどの寒さだった。

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歩き続けて2日目の夜、24時までは何とか寝れた!それ以降は寒すぎて凍ってしまうので日が出るまで歩き続ける事に。

そしてなんとか歩き続けて、空が明るくなって来た時、ある異変に気がついた。あれ?バックが凍ってる、、】パリパリになっていました。とんでもない寒さだ。こりゃ寝たら死んでしまうわ。なんとか朝を迎えられた。

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3日目、体力の限界。昼間に寝て夜を歩き続ける作戦に変更しました。人間ってすぐに環境の変化に対応するから凄い👍洗濯物は公園で洗ってバックに引っ掛けて歩きながら乾かす。2人してホームレスって感じでした。

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3日で横須賀のフェリーターミナルまで歩いて来ました。地図を見たら98Km歩いたことがわかった!

そして友達の足に限界が、。

膝が痛すぎてもう歩けない、膝に爆弾を抱えた。「明日の朝電車で帰る」と言いました。

《わかった、じゃー俺は明日フェリーで千葉に渡る!》

そして朝、何事もなかったように2人で千葉へ上陸。昨日の会話はなんだったのだろうか笑

テレビで見た、行きたかった鋸山を目指して朝から登山開始。手すりに掴まりながらじゃないと歩けないほど疲れていた。気づけば丸3日目まともに寝られてない。そんな疲れてる中、一直線に地獄覗きへ行きたいのに、無駄に展望台に行ってしまったり、登ったり降りたり、気がつけば朝から何も食べない。山で食べ物がなく、腹が減りました。もう限界!!

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そして階段を登った所で、ついに求めていた景色が目の前に現れた!

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千葉県鋸山、地獄覗き!

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 テレビで見たあの場所に本当に来れた!しかも歩いて!この時の達成感と感動は凄かった。一生忘れません。

 

しばらく余韻に浸ったので、よし帰ろう!

いや、せっかく千葉県に来たのでもう1つ行きたい場所が、

大山千枚田

f:id:journeyharuki:20170721000859j:image冬はライトアップがされてこんな感じに綺麗!

この景色を求めて、歩きながらヒッチハイクを開始しました。そしてある夫婦に出会いました。「こんな所誰も通らないよ!これ以上歩いて山に入ったら凍死しちゃうよ!」

心配してくれて、話をしていると、大山千枚田に連れて行ってくれることに!

そして無事到着!肝心の棚田は!?

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まぁ、綺麗だけど、、。ライトアップは数週間前に終わっていました。笑

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それでも、ここまで連れて来てくれた方々に感謝!ありがとうございました。その日の夜も、寝るところがない我々をとても心配してくれて、最後まで優しくしてくれた恩、決して忘れません。必ずまた会いましょう👍

この1週間の【千葉県への歩き旅】を終えて、友達は病院で診察を受けたところ、2週間以上の運動停止を宣告されていました。それだけ過酷だった。その友達は今はもう元気にホームレスやってるので心配なさらず👍

《1週間寒すぎてほぼ寝れず、自分の歩きの限界を何度も突破して、お金もない、寝るところもない、そんな不安を乗り越えた旅でした!》

自分の中で、思いついた事、やってみたい事を考えても、その後すぐに出来ない理由が沢山思い浮かぶ。

こーなったらどうしよう、と不安になる。でもやって見たら、いつもなんだかんだ出来る。心配していた事の9割は起こらない。

2月のの冬空にテントも寝袋も持たず、家を出て、宿に泊まるお金もなく、知らない土地まで歩いて行く。不安にならない訳がない笑。

いつも何か新しいことにチャレンジをする時、ワクワクと不安は同時にあるもの。

でもそのどっちを見て進むかは自分で選べる。何かやりたい事があって、不安な方ばかりに目を向けて動けなくなるのか、ワクワクを見て、好奇心に身を任せるのか、それは自分で選べる。だからいつでも、今にワクワクして生きる事ができる。そう、《なんだかんだ出来る。》そんな自信を貰えた旅でした。

自分の思いついたやってみたい事、出来るかどうかなんて分からないしそんなに自信もない。でも目の前の小さなやってみたい事を達成して行くうちに、《なんだかんだ出来る》という自信を手にすることができました。目の前の小さな、やってみたい事、それが大切で、今にも繋がっています。

この旅を終えて、その後高校を卒業しました。

そして卒業式の次の日から、ヒッチハイクで日本一周に出ました。そこで色んな人と出会い、色んな経験をし、人生を変えるキッカケになりました。読んでくれてありがとうございました。また次回の記事で👍

−初めてヒッチハイクした日−出会いと成長の旅

当時17歳、高校3年生のGW休みを使って、地元の友達と2人、また旅に出ました。

目的地は伊豆半島の最南端石廊崎まで、180kmの道のり5日間の予定でした。今回は自分の中でチャレンジしたい事がありました。

それはヒッチハイクです。

なぜ突然思いついたのかは思い出せませんが、やってみたくなりました。

歩けるとこまで歩いて、辿り着かなかったらヒッチハイクをやってみよう!という計画で出発しました。

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出発の時、とてもワクワクしてました。 

前回の反省を活かして、今回は靴を買いました。そして1日目からかなりの距離を歩きましたが、足は全然疲れてませんでした。

そして最初の夜、もちろんお金も寝るところも無かったので、公園で野宿。よし、寝ようと思ったが、5月といえど寒すぎて寝られない笑。

コンビニでダンボールを貰い、再び公園へ、

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いやいや、寝られないよ。寒くて寒くて。旅は過酷だなぁと当時の自分は思っていました。

結局、寝ずに出発!

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[東京から歩いて海に行く!]と言うと、出会う人は皆ビックリしていました。その反応が楽しかったり嬉しかったり。

「あっちが海か!?向こうに海を感じる!」と疲れながらも楽しんで歩き続けました。

2日目で70㎞を突破。前回はこの頃には足が崩壊してました笑。話して、歌って、会話が尽きて最後に行き着く終点が「しりとり」そんなこんなでひたすら南に歩き続けました。

f:id:journeyharuki:20170715231107j:image90㎞突破!そしてついに、海に出ました!

 

 2人とも目が開いてない笑。3日目になり、一気に体の疲れが出ました。目的地はまだ遠い。このままでは間に合わない。途中で帰るか、このまま進むか。選択は進むでした。

そしてここからヒッチハイクに挑戦!!

f:id:journeyharuki:20170715232253j:image人生で初めてやるヒッチハイク。全く分からない。

《どーやってやるんだ?とりあえず道路脇に立ってみるか。》そして看板を掲げた、。恥ずかしい、。当時の自分の感想はこうでした。

【こんなんで本当に止まるのか?そもそも今時ヒッチハイクってなんだよ(ーー;)あー恥ずかしい】と色々考え出した瞬間!一台の車が自分達の横で止まりました。

え?止まった??

やり始めて5分も経ってません。疑いながら近寄って行くと、元気なお母さんが、[そこに行きたいの?乗ってきな!]と言ってくれました!

おお!ヒッチハイク成功した!!

まさか本当に出来るなんて!!この時の感動は忘れられません!車の中で色んな話をしてくれました。

『自由と自分勝手は似ていて全然違う』人は他人に迷惑をかけない中で自由。

今でも覚えているこの言葉。とてと勉強になる話をしてくれました。これが出会いか!

そして2台目。運命の出会いがありました。

雨も降ってきて、(こんな濡れた人を乗せてくれる人はさすがにいないかな。今日も寝れなそうだ。)と思いながらもヒッチハイクをしていました。すると一台、目の前に止まってくれました。

その方の優しさは女神様でした。

《東京から来たの?こんな雨の中偉いね。今日寝るところは?よかったらうちに泊まって行く??》

え!?いいんですか!??

疲れが限界だった自分達にはこんなに嬉しい言葉はありませんでした。図々しくもお邪魔することに。

(すげー!リアル田舎に泊まろうだ!)とテンションMAXでした。

家に着くなり、布団を敷いてくれて、風呂を沸かしてくれて、ご飯まで作ってくれました!

(人ってこんなに優しかったんだ。)ここまで人の温かみを感じたのは初めてだ。と思いました。

《記念にサイン書いて!》と言われ、画用紙にサインを書かせてもらいました。《すごい記念だよ!ありがとう!》と女神様は笑っていました。

その画用紙は今も額に入れて大切に飾ってくれてるそうです。

そして次の日の朝、出発の時。

「本当にお世話になりました!最終目的地を目指してさらに南に進みます!ありがとうございました!」すると

《これ持ってって!お腹が空いたら食べてね!》 と、おにぎりをくれました。なんて優しいんだ!

泣きそうなりながら感謝の気持ちを噛み締めて、また出発しました。

その後もヒッチハイクを続けて、

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伊豆、下田というとても海の綺麗なところに着きました。

あの優しさと温もりを思い出しながら、そこで先ほど頂いたおにぎりを食べました。再び感動してしまいました。

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その後も石廊崎へ向けてヒッチハイク👍とんでもなく疲れた顔をしてる笑。ラストスパート!

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そして無事、今回の目的地である、

伊豆石廊崎に着きました!!✨

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すごい旅でした。ヒッチハイクを初めてやって、色んな人と出会えました。まさに出会いと別れの連続。今までの人生の中で間違いなく一番濃い5日間でした!

旅をすると、特にヒッチハイクは、普段会うはずの無い人と会える。普通に学校に通っていては出会うはずもない人たち、そんな色んな人の話が聞ける。とても貴重な話です。自分にとっては、学校で教えてもらうことよりも、大切なことが学べる。そう思いました。

そして経験、この濃い濃い経験は一生覚えているでしょう。普段学校で過ごす5日間など、全く覚えていないけど、この5日間は一生忘れません。出会った人と話したり、歩いてる途中にご飯をくれる人や、応援してくれる人がいたり、初めて会った人の家に泊めさもらったり、ところてんの作り方を教えてもらったり笑、どれもが忘れなれない貴重な経験でした。

17歳の時の思い出でした。この旅も一生の思い出です。

そして次の日から学校!電車で直帰しました笑。なんとか学校にも間に合って、
「え!?お前なんでいるの!?てかやべーな!何やってんだよ!」とみんなの反応も楽しかったです笑。

この頃には高校を卒業したらすぐ、日本一周をしようと決心していました。そして冬休み、日本一周前の最後のトレーニングにでました。

『高校3年−日本一周前の最後のトレーニング−100㎞歩いて鋸山を登頂』

真冬にテントも寝袋も持たず、3日で100㎞を歩いて、鋸山を登山。その後ヒッチハイクで帰宅。1週間寒過ぎてほぼ寝れず、修行の旅でした。運動不足の友達は帰宅後病院に行き、医師からしばらく運動停止を言われるほど、足に限界が。過酷な旅でした笑。また次回の記事で👍

−旅に出て起きた心境の変化−チャレンジと成長。

高校2年生の時、【人生初の歩き旅】に出てから、日本一周を志しました。それから準備とは別に、色んな事にチャレンジしました。 

f:id:journeyharuki:20170706001103p:imageキューバダイビングをやったり、

f:id:journeyharuki:20170704005230j:imageスカイダイビングをやったり、

f:id:journeyharuki:20170706001244j:image登山も始めました。

  初めて旅に出てから、自分の中で、何かが確実に変わりました。

一番大きかったのは、旅の1日と日常の1日を比較できるようになったからだと思います。

  • 初めて旅に出た2日間は、学校で過ごす1ヶ月間よりも長く、濃かった。
  •  普段の1ヶ月間なんてほぼ覚えてないのに、この2日間は一生覚えている。

「同じ時間生きてるのに覚えてないのはもったいないな」と思いました。

自分の中に、やりたい!と思う気持ちがあり、その次に不安に思う気持ちがある。そんなやりたい事が沢山ありました。それにチャレンジしてみる事にしました。

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チャレンジをした後にいる、少し成長した自分にワクワクしていました。

[毎日ダラダラと過ごす普通の高校生]は一つの旅で着々と変わっていきました。

そして高校3年生のGWを使って、5日間、また旅に出ました。今度はヒッチハイクにチャレンジしました。それは次回の記事で👍

−人生初の歩き旅−日本一周を志した日。

映画LIFEを見た後、衝撃のあまり、帰ってそのまま荷造りを始めました。

とにかく旅に出よう!その一心でした。

中学生の時は自転車で旅に出てたから、今はもう高校生だし、自転車は卒業だな、、。

よし、じゃー歩こう!

となりました笑。そして目的地を決める。わかりやすく、海まで歩いて行く!と決めました。

方位磁石を持ってひたすら南に歩いて海に出る!

これはすごくワクワクしました。

その勢いに身を任せ、次の日の朝から歩いて海を目指しました。全長70km。

こんな距離歩けるのか?いつ着くんだ?寝るところは?というか無事辿り着けるか?

と、もちろん不安もありました。その中でもワクワクしている自分もいました。

『歩きなんて走るわけじゃないから無限に行けるだろ』とも思っていましたが、40kmを超えた辺りから足に激痛が、。

歩くたびに足の裏から電気が走るような痛み。疲れて座ろうとすると足をつってしまい、座って休憩が出来ない、。

『なんだこの痛みは、。疲労骨折してしまうんじゃないか、?』本当にそう思った笑。

靴を選ぶべきだった。ペラペラのスニーカーではほぼ裸足で歩いてるようなもの。足への負担が凄い。

そしてバックの重みもあり、肩も痛くなって来た。

辞めようかと何度も思いながら、歩き続けて、無事に海に出ました。そこで夕日を見た時、一生忘れないほど感動しました。

本当にひたすら南に歩いて海に出れた!!

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『普通に電車で行って夕日を見てもこの感動は絶対に味わえない。』と思いました。

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たかだか70kmなのに、色んな人に出会えた。

「東京から歩いて来たんですよ。」というと、出会う人みんなビックリ!

普段行くコンビニでさえ、

「へーすごいね!頑張って!これ食べて!」

応援してくれる人や、ご飯をくれる人まで。

感謝と感動の連続でした。

この経験は一生の思い出になりました。👍

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こんな色んな人に出会えて、応援されて、貴重な経験をしたのに、たがだか70kmを歩いただけなのか、。

それなら、日本中を旅したらどれだけの人と出会えるんだろう!どんな景色が見れるんだろう!それをやった後の俺はどうなってるんだろう!と凄くワクワクしました。
そしてこの時、(高校2年生)日本一周を志しました。

この旅に出てなかったら、俺は日本一周をしていません。そしてあの映画を見てなかったら、俺は旅には出ていませんでした。

この旅から、日本一周に向けてのチャレンジが着々と進んで行きました。

−旅に出た第2のキッカケ−忘れていた冒険心を思い出させてくれたもの。

高校生になり、部活や勉強を真面目にやるうちにすっかり忘れていた冒険心。それを思い出させてくれたものがありました。

高校2年生の時、キッカケは一本の映画でした。

地元で普通に、退屈な毎日を過ごしている、どこにでもいる高校生でした。

そんな時、この映画の広告を見ました。

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LIFE[生きてる間に生まれ変わろう]

このフレーズが気になり、なんとなく見てみました。そして衝撃を受けた。

どんな感想だったかはいまいち覚えてないけど、とにかく衝撃が走った。

そしてその映画を観た後すぐ、1900円でバックを買い、帰ってから思いつく限りの荷物をバックに詰め込みました。

両親に突然、「俺、旅に行ってくる!」と言い残し、衝動のままに、本当に突然の事でした。

そして次の日から、人生初の歩き旅に出ました。

この旅が人生を変えるキッカケになりました。歩き旅については次回の記事で。👍

−冒険心が成長した時−自転車があれば、どこまでも行ける気がした。

中学生の時は全てがノリだった。 

 今でも覚えている、初めて冒険らしい事をした時。それは友達の「東京タワー行きたくない?」の一言から始まった。

でもお金はない、電車は無理だ。じゃーチャリで行くか!となった。ここから片道50㎞ほど、深いことは考えず、地元の駅から線路を辿って、友達と3人、自転車を漕ぎだし出発した。

当時の俺らはアホだった。

地元あきる野市、こんなところ。

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俺らはこの景色のまま考えていた。

「東京タワーって高いでしょ?港区行けば見えるべ」「線路辿っていけば着くでしょ👍」

なんて話をしていた。

 

そんな甘い考えはすぐに砕かれた。

23区内に入ると、辿っていたはずの線路が上に!ビルの間を通っていた。これじゃ線路を辿れない!

もう一つ気がついた。都会はビルばかりで空が見えない!これじゃ東京タワーどころじゃない。

「なんだこれ!空が小さい!線路、上走ってるじゃん!てか港区広くね??」と田舎者の我々は混乱しました。

 困難の末、東京駅に着いた。

よし!東京タワーはどこですか??、、え!東京タワーって東京駅じゃないの!?

今思うとどこまでアホなのか笑。その後も行ったり来たりを繰り返し、なんとか東京タワーに着いた!🗼

この時の感動は忘れられない。ビルの間から東京タワーが見えた時は感動しました。

はしゃいで登って、外の階段を下までグリコをやって降りた笑。 

そして帰り。

展望台で感動して何周もしているうちに、3人とも方角がわからなくなって来た。「あれ、あきる野市どっちだ??」

なんとなく漕ぎ出し、気づけば神奈川県へ突入。警察官に何度も補導され、夜中の3時ごろ、多摩川を発見!

よし!これを登っていけば地元に帰れる!流れを確認しに行った。

こっちだ!やっと帰れるー。とホッとしたのもつかの間。

あれ、川幅デカくね?てか、船出てきた!?

そしてトドメの看板。

「ようこそ、みんなの羽田へ。」

そう、川の流れを確認したにもかかわらず、羽田空港まで下ってきてしまったのだ。

ここから帰るには60km以上川を登らなきゃいけない。既に体力の限界。3人とも精神力も限界。でも帰るしかない。ママチャリを漕ぎ続けてお尻も限界。 

限界だらけの中、気力を振り絞り、寝ずに漕ぎ続け、何とか地元に帰った時はお昼過ぎでした。

 

とても辛かった。でも思い返してみると、とても楽しかった。警察官に何度もお世話になってしまい、両親にも迷惑をかけましたが、これは一生の思い出です。

中学2年生の時の話です。

 

それからというもの、海に行きたい!と言えば、「知ってるか?川下れば海に出れるんだぜ。」と言い、チャリンコでひたすら川を下って海に出たり、横浜中華街に行きたい!と思えば迷わずママチャリ走らせて100kmなんて行ってた。

 

素直にワクワクに従っていた。

この経験は凄く貴重だった。俺の中の冒険心を成長させてくれた出来事でした。

両親を含め、色んな人に迷惑をかけました。沢山怒られました。でも、後悔はしていません。この経験がなければ、今の俺はいないのです。

一生の思い出です。やってよかった笑